VMware Tanzuって?

VMware Tanzu

Kubernetesベースでモダンアプリケーションの開発/実行/管理を実現する幅広い製品/サービス群を包含するブランド名である

「Tanzu」はスワヒリ語で「枝(branch)」を意味しており、単一のコントロールポイントから大量のクラスタを管理するイメージで名付けられた

Tanzuによって、開発(Build)/実行(Run)/管理(Manage)という3領域をカバーする包括的なモダンアプリケーションの世界を実現し、開発者(Developer)とIT運用担当者(Operator)の間の「橋渡し」もできる

 

モダンアプリケーション開発(Build)

PivotalやBitnamiの製品/サービスで構成される。

クラウドネイティブアプリの実行環境「Pivotal Application Service(PAS、旧Pivotal Cloud Foundry)」は、世界中の75万以上の企業本番環境で稼働している。またKubernetesクラスタ向けに事前構築/テスト済みのアプリケーションパッケージカタログを提供するBitnamiは、250万の開発者ユーザーを抱えるサービスである

 

アプリケーションの実行(Run)

「Project Pacific」という現在のvSphereを再構成していくというプロジェクトである。vSphereのコントロールプレーンにKubernetesを組み込み、VMware仮想マシン環境とKubernetesを統合管理できるようにするほか、ESXiハイパーバイザに対応するコンテナランタイム(軽量VM)を用意してKubernetesベースのアプリケーションを実行可能にする

 

管理(Manage)

新しい管理ツールであるVMware Tanzu Mission Controlのテクノロジープレビューのツールを使うことで、パブリッククラウド、マネージドサービス、オンプレミスのディストリビューション、あるいは上述したvSphere組み込みの環境まで、あらゆる場所にある大規模なKubernetesクラスタが単一のコントロールポイントから管理可能